
旅行5日目 ■6月3日木曜日、いよいよ北海道ともお別れの日です。釧路本線で網走駅から釧路駅へ、乗換えて根室本線・石勝線・千歳線経由で南千歳駅まで行き、寝台特急「北斗星」に乗車して翌朝は終点の上野駅へと向かいます!

駅正面には、横書き駅名表示の多いなかで縦書きの看板となっています。縦書きには、網走刑務所から出所してくる受刑者が、もう二度と「横道にそれず,まっすぐに生きてほしい」と願いを込めて縦書きの駅看板にしたといわれています。その横には「モヨロ人漁労」の像があります。先住民アイヌ文化遺跡とはまったく異なった土器や遺骨から「モヨロ人」「モヨロ文化」と名付けられ、彼らはクジラやトド、アザラシなど捕る海洋狩猟民族だったそうです。

JR釧網本線の快速「しれとこ」は、網走と釧路間を1日1往復運行されている1両編成のディーゼルのワンマン列車です。快速と言っても通過する駅は、わずかです。

(10:01)網走始発、北海道道東エリアの網走~釧路の166.2Kmを3時間18分で結ぶJR路線。今回はじめての自由席です。海が良く見える左席に座りました。
今から明日の朝9時38分まで丸1日ズ~ ~ッと

JR列車の旅です。

網走から知床斜里の区間はオホーツク海に沿って走ります。オホーツク海はすぐ目の前!石を投げれば届く距離です!???無理無理(笑)

(10:15)ノスタルジーを誘う大正13年開業の小さな木造駅舎「北浜駅」はオホーツク海に一番近い駅として有名で、駅舎はドラマ『みにくいアヒルの子』や、中国映画『狙った恋の落とし方。』など多くの映画やTVドラマなどの撮影で利用されている。近年は中国国内における北海道ブームもあり、来駅する中国人観光客が増加している。 なるほど、泊ったホテルも中国人を多数見かけたなぁ~。又、 2月から3月頃の冬場は流氷が接岸し、風光明媚なローカル線としても有名な所です。


(10:20)原生花園駅(げんせいかえん)ここの駅は小さくて可愛らしい木の創りだ、停車すると大勢の観光客!もしかして?やっぱり言葉が中国語だ!(笑)

開花時期の5月~10月の間のみの営業となっている臨時駅だったとは、後日知ることに。
(10:31)「止別駅」
無人駅だか駅舎内にラーメン喫茶「えきばしゃ」がある。「止別駅」さて、皆さん何と読みますか? 初めて読む人は「とべつ?」と読む人が多いみたいです。 地元の住民の方々は「やむべつ」を方言読みで「やんべつ」と呼ぶ方もいます。

南北に長~く伸びる1本の直線の線路が目を引く。知床斜里駅まであと数キロ、そこから西へ方向を変えて山腹へ入ります。知床斜里駅から座席を右側にチェンジ!その訳は右手に釧路湿原が見えるからです♪♪

(11:40)摩周湖と屈斜路湖の間の川湯温泉駅に着いた。ここから前方には硫黄山が見える。岩肌から噴煙を上げてる活火山で、斜面には硫黄の結晶が見えます。

釧路湿原は昭和62年7月に国立公園に指定され、面積2万6千ヘクタールと東京ドーム約6千個分もある日本最大の大湿原です。中央部には釧路川が流れ、特別天然記念物のタンチョウなどが生息する野生生物の宝庫です。車窓から釧路湿原を眺めているとカヌーで川下りを楽しんでるツアーを発見。(写すチャンスを逃がす)

(12:59)釧路湿原駅は名前の通り釧路湿原内にあり、5月~10月のみの臨時駅

(13:19)釧路駅着。次は特急スーパーおおぞら10号に乗車です。急カーブに対応した振り子式特急用気動車は、安定した高速性能を発揮できるのが特徴で、札幌-釧路間を一挙に45分も短縮したそうです。南千歳駅までは、304.5km3時間23分の乗車です。※ちなみに日豊本線なら4時間40分ほどかかります。
ゆったりとした2+1席配置のグリーン車は、座り心地の良さを追求した電動のリクライニングシートや脚を伸ばしてくつろげるレッグレストが装備されていました。又、ドリンクの他にも毛布、雑誌とサービスが・・・♪♪

(13:25)釧路始発、ちょうど隣のホームには臨時観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」 が停車中!(区間/釧路駅~塘路駅)

太平洋の荒波を間近に見ながら、十勝平野の広大な牧場、狩勝峠の雄大な景観、石勝線の山越えなど車窓からの眺めを楽しみにしていたのに、途中から雨が降り出し(今回の旅で初めて)、残念でした。





(16:48)南千歳着。乗ってきた「特急スーパーおおぞら」10号を見送って、次の乗車まで1時間ほどの待ち時間。

(17:46) 楽しみにしていた、寝台特急DD51専用機重連「北斗星」に初乗車です。
運転データ■運転区間:札幌~上野■所要時間:16時間26分(札幌~上野)
■運転距離:1214.9Km(札幌~上野)
★南千歳から乗車の為、■時間:15時間52分■距離:1170.7Km


食堂車「グランシャリオ」で皆さん優雅に食事中です。
雨の中、内浦湾(噴火湾)を沿うように走行中。

食堂車がある列車は、今や北斗星、カシオペア、トワイライトエクスプレスしかありません。20時40分「グランシャリオ」で、流れゆく景色を眺めながら(外は暗いのですが)ビーフシチューセットとイタリアンハンバーグセットと、本場・サッポロ生ビールを注文

旨い♪♪ サッポロビールの寺坂史明社長とは同級生、活躍されてます。

(21:41)函館駅で先頭車両のディーゼルDD51重連が切り離され、次に後部車輌に津軽海峡線用のED79形機関車に付け替え作業のため7分停車。作業を見に行くと5人余り他の乗客も見に来ていました。1号車が最後尾に変わり、ここから進行方向が反対になります。
解説不足?地図を添付します。
これで納得かな~ぁ!(笑)

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